患者さんの声を聴き、そのニーズにお応えするため、土曜日限定で皮膚科・美容皮膚科の診療を開始しました。男女問わず、お肌や美的なお悩みにも貢献できるようにしていきます。
その中で、ニキビ跡にお困りの方が非常に多いので、今回はニキビ跡のセルフケアをご紹介します。
ニキビ跡改善のためのセルフケア
ニキビ跡の赤みやシミは、時間をかけて少しずつ薄くなりますが、セルフケアにより改善をサポートすることができます。その中でも大切な5つのポイントがあります。
①紫外線対策をする
ニキビ跡によるシミは、メラノサイトが活発化しているので、紫外線により色素沈着が悪化しやすい状態です。メラノサイトとは、表皮と真皮の境界にあたる基底細胞の間にあるメラニンを生成する細胞のことです。紫外線は夏だけでなく、一年中降り注いでいるので、毎日UVケアをすることが大切です。季節や場所、状況に適した日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶったりして、できる限り紫外線に直接当たらないようにしましょう。
②スキンケア
ニキビ跡によるシミがある場合、美白効果のある化粧水を使って、今あるニキビ跡の色素沈着を濃くしないようにしていくことが大切です。美白化粧水自体には、色素沈着そのものを消す効果はありません。しかし、メラニン色素の生成を抑えたり、排出を促したりする成分が含まれているため、シミの悪化を防ぐことができます。
③ピーリング
ピーリングとは、薬剤を肌に直接塗り、表面の角質層を化学反応で剥離させ、古い角質や汚れを除去する治療です。皮膚に余分な角質があると、肌のターンオーバーが乱れる原因になります。余分な角質を取り除くことで、肌のターンオーバーが促進され、メラニン色素の排出や皮膚の修復を促すことができます。ピーリングは肌に刺激があるため、多くても週1回程度にするのがよいでしょう。
④睡眠を十分に取る
肌の生まれ変わりは、成長ホルモンの分泌が増える睡眠中に活発になります。睡眠不足が続くと肌トラブルを起こしやすくなり、ニキビ跡の改善を妨げることがあります。毎日規則正しく過ごして、十分な睡眠を確保するようにしましょう。
⑤肌によい栄養素を食事で取る
油っこい食べ物を食べた翌日に、ニキビが現れるように、食事と肌には関連があります。ニキビ跡を改善するのなら、皮膚細胞の元となるたんぱく質や、肌の新陳代謝のサポートや皮脂コントロールに役立つビタミンB群、シミ予防に効果的なビタミンCを積極的に取るのがおすすめです。
ニキビ跡のある人の中には、顔の他の箇所にニキビの炎症が起きていることも少なくありません。ニキビ跡対策で何よりも大切なのが、やはりニキビの悪化を予防することです。毛穴の汚れを落とすために肌を清潔に保つだけでなく、食事や睡眠などの生活習慣を整えることを心がけましょう。
自然治癒しやすいニキビ跡の赤みや色素沈着も治るのに時間がかかります。ニキビ跡で悩んでいる人は、一度皮膚科で治療をご相談ください。また、ニキビ治療によく使われる漢方薬もございますので、試してみるてはいかがでしょうか。
先日ピーリングを受けました。肌が生まれ変わったように綺麗なったので、定期的に続けていきます。
ピーリングはずっと気になっていたので、今度やってみたいと思います。
お肌はキレイに越したことないですもんね!
参考になりました。
つい手で触ってしまうので跡に残ってしまうことが多いです。
美容手術以外に漢方でも跡を薄くできるなら嬉しいです。
最近ニキビ跡が治りにくくなったように感じます。ニキビができる前からの普段の生活習慣の見直しが大事なんですね。